2006-08-01から1日間の記事一覧

やっと理解出来た「父:高畑勳」

去年あたりから、子ども達と一緒に「母を訪ねて三千里」や「アルプスの少女ハイジ」を観なおしています。実に30年ぶりのはずなのに、映像とストーリーが紡ぎだされると、次々と話の筋と絵柄が思い出されて、自分でも驚きました。それだけ、幼い時に受け取る…

血と肉は宮崎監督から、そして骨格は高畑監督から

こんな事をクドクド私が書くまでも無く、吾郎監督は百も承知だったでしょう。吾郎監督の「監督日誌」を読むと。 「太陽の子ホルス」の様なシンプルで力強い絵にしたい と終始一貫して書いています。過去の先人達の仕事をつぶさに追って行く時に、当然「高畑…

母性の宮崎、父性の高畑

吾郎監督は自身の「監督日誌」の中で両巨頭の事に1回だけ触れています。このブログのタイトルはそのまま、私が付けた見出しの言葉に置き換えられるとも言えるでしょう。 前章で、「駿監督は友殺しをしない」と書きましたが、この事の理由が「駿監督は根源的…

友殺し

昨日あたりから、「高畑勳監督」の事がもの凄く気になっています。その理由は後述しますが、今回の映画「ゲド戦記」を考える上で、同氏の存在は欠く事が出来ないと改めて感じているからです。 私はこの「ゲド戦記感想文 その1」で 駿監督は脇役やトリックス…

ゲド戦記鑑賞記 その3

[ジブリ][ゲド戦記][映画感想] まだまだ、「ゲド戦記」熟成中です。 嬉しいトラックバックを頂いたので、こちらからもトラバさせて頂きます。 小野マトペさん:とても頼もしく「アンチ・ネガティブキャンペーン」して下さってます。私はここまでちゃんと太刀…