キッチンバージョンアップ

[住まいづくり]

 リビングに引き続き、キッチンでも少し気になっている事にこの際着手する事にした。キッチンに隣接するユーティリティには洗濯機やスロップシンクがあり、いろいろなストック品を置いてあってなかなか便利に使っているのだが、この出入り口には何も戸を付けなかった。キッチンとユーティリティは頻繁に出入りするし、ここに袋戸を付けても、きっと開けっ放しであまり意味を成さないだろうと思ったからだ。何より、袋戸の施工1カ所に付き10万もかかったので、予算の都合で、設計当初真っ先に削ってしまったという事情もある。

 住み始めて4年であるが、実利上は何ら不便を感じないものの、「あ〜失敗した。」と思ったのは、ダイニングに座ると、位置によってはユーティリティの雑然とした感じが丸見えになってしまう。特に、来客時、お客様に座って頂く位置から、本当に丸見えで、前からこの事が気になっていた。

 今回、ソファーの張り替え用の布地でお世話になった「ルネ・デュー」さんに、この部分の目隠し用のロールカーテンもお願いする事にした。目隠し程度だから、ロールカーテンで充分。普段は巻き上げておいて、必要な時だけ下ろせば立派に目的は達せられる。

 折角なので、ここもボラス社の別の柄にして、「ピクチャー・パネル」的な楽しみ方をしてみようと思った。仕上がりは写真の通り。このロールカーテンを下ろすだけでぱっと、キッチンが華やいだ。不思議に、周りの壁紙とも色のトーンがマッチして、来客が無くてもロールカーテンを下ろして柄を楽しんでいる。

 室内に彩りが増えるというのは、本当に心躍るものだ。