エロスとタナトス

[ジブリ][ゲド戦記][映画感想]

おとなり日記リンク先を辿ったら、素晴らしい一説を発見!

さすが、演出家を目指している方らしく、洞察が深い!私はずっと「ゲド戦記」肯定/支援派だけど、読売新聞にまで載っていた「悪くは無いけどちょっね〜」という内容の

を読んですっかりがっかりしていたからだ。「そんなだったかなぁ、、、私の見たものはそうだったかなぁ。」と不安になってしまう。(ライバル勢力の朝日が嬉しそうに「原作者ゲド批判!」と早々と書くのは納得行くのだが、支援派であるはずの読売オンラインでも載せちゃうんだぁ、、、と、それとも、公正な報道を目指したのか???)

でも、上記のリンク先を読んで、深く納得!後でまた書きたいが、「エロスとタナトス」の説明には大いに納得した。(りんたろう作品も観たくなりました)

【追記】
「エロスとタナトス」の記事の感想。
「神話」という言葉に触れて、「そうだったのか〜!」と深く深く納得。そうそう、ゲド戦記はとても神話的なのである。原作もそうで、しかも、洋の東西有名所の神話をいろいろ持って来てしまっているから、この原作を下敷きにするのは容易な事では無かったろうなと思う。神話程に「枯れて」おらず、まだキャラクターに「生っぽさ」が残っているのは、経験が浅い故なのかも知れない。
ジブリが今まで描かなかった「タナトス」である故の、観客の反感。でも、この「若き演出家」さんが危惧している通り、ネガティブキャンペーンの口車に乗ってしまっている人の大半は、自分の眼と耳で得た物をきちんと考えもせず、他人の評価に安易にのってしまっているようで悲しい。
でも、この所「おとなり日記」をちらちら巡回してみても、積極的に誉める訳でも無いが
「酷評されてるから、逆に怖いもの観たさで行ったら、何だ普通に面白いじゃないか。」
という感想もよく見かける。少なくとも
「世の中で言われている程に、何処が悪いのか判らない。」
と良識ある感想も見受けられるのが救いだ。