リビングバージョンアップ―その1―

[住まいづくり]

 1ヶ月前からソファーの張り替えをしていたのが、今日届いた!新婚当初に買ったソファーとオットーマンなので、かれこれ10年近く使っているのだが、クッションはぶかぶか(息子がトランポリン替わりに飛び跳ねるから!)生地は擦れてあちこちがほころんでいるし、いろんなシミが洗濯しても、もう落ちない所まで汚れてしまって、どうにも誤摩化しようが無い。

 育児休業中だから、日中家に居る時間が長く、授乳のたびに座るソファーが何ともみすぼらしくて「これはどうにかしないと!」と思った。働いているとなかなかじっくり考える時間が作れないのだが、新生児を抱えて外出もままならなかったから、ネットでいろいろ検索して、じっくりと「ソファー新調計画」を練った。

 「新しく買うか?!」とも思ったけれど、クッションと生地がヘタっているだけで、フレームそのものはまだまだ堅牢である。ただ、総布張りなのでクッション部分だけを新しく作ると柄が違ってしまって、ちょっとバランスが悪い。

 10年前、当時オープンしたばかりだったIDC大塚家具で買った物で、アメリカのトーマスビルというメーカーなのだが、IDCは売りっぱなしで補修等のメンテナンスは一切してくれない。
 「トーマスビル ソファー張り替え」というキーワードで検索したら「東加工所」という椅子・ソファー張り替え専門の会社がヒットした。

 WEB もしっかり作られているし、手掛けた事例を細かく公開しているのにとても好感が持てた。何よりトーマスビルのソファーを手掛けてた実績がかなりあるようで、こちらに見積もりをお願いする事にした。総布張だから、どんな布地にするかでかなり雰囲気が変わると思ったので、ここは今までとかなり違う柄にしたいと考えた。

 家を新築した時に、北欧のボラス社の布地を多く使ってカーテンを仕立てたので、今回も北欧テイストのテキスタイルにしたいなと考え、布地の調達をしてくれる所を、またまたネットで検索をしてみた。
 姫路にある「ルネ・デュー」さんが北欧テキスタイルを多くを輸入している事が判り、いろいろ問い合わせて、ソファーの張り地に使える物を取り寄せてもらった。

 「東加工所」さんも「ルネ・デュー」さんもメールでの問い合わせに迅速に答えてくれて本当に全てが順調に進んで大変感謝している。家に居ながらにして、ここまで出来てしまうのだから、インターネット社会の便利な一面である。

 さて、新しく届いたソファーの座り心地は、、、もう、それはそれは、す〜ばらしい!ウレタンの交換と、その下のスプリングの調整も恐らくして下さったのだろうが、「今までスポンジに座ってたんだね。」と夫と感嘆しあった。程よい堅さは非常に座り易く、これであと10年以上は使えそうである。殆ど、新品になったと言って良い。

 今回は、折角なので、布地を少し余分に購入して、将来、布の柄が廃盤になってしまっても、クッション部分だけで作り替えられるように、手元にストックしておく事にした。

 ソファーが無かった1ヶ月間、「無くてもいいや。」と思うかなぁと予想していたのだが、どうしてどうして、ソファーのある生活スタイルに馴染んでしまったら、なかなか堅い床に直接座る気持ちにはなれず、「早く届かないかなぁ。」と心待ちにしていた。5歳の息子まで「今日、ソファーが届くんだよね。」と楽しみにしていた。

 ちなみに、下の写真が張り替え前の状態。張り替える時、無地にするとまた同じ事の繰り返しだと思ったので、今回は汚れても大きな柄で誤摩化せるものにしてみた。とにかく、部屋がぱっと明るくなって大満足である。